今朝(4/3)、テレビをつけて驚いた!坂本龍一さんが亡くなっていたそうだ。71歳「芸術は長く、人生は短し」という言葉を好んだそうだ。73歳のわたしは、ここ数日の体験で残りの生き方に迫られていた矢先だ。久しぶりにつくば市倉掛の「須田帆布」=帆布かばん屋さんに出かけた。ボスにお会い出来た。大病から生還され元気にされている。私よりひとつ上だ。自作の詩を自費出版され「望星」今月号に詩人との対談も載っている。おのれの痕跡を確実に刻んでいる。表現者がうらやましい!手を伸ばし背伸びしても届きそうにない!ひどい猫背になってしまった。
その日、須田帆布にほど近くお住まいの友人宅にお邪魔した。わたしと同年齢だ。薬学の研究者で獣医師資格もお持ちだ。離れを数室お持ちで書斎をのぞかせていただいたが膨大な書籍に囲まれ人骨以外の(多分?)骨標本が所狭しと置いてあった。コーヒーをいただいたがお茶請けにいただいた自家製ピールが自然の苦味で美味だった。料理もプロの腕前でご夫婦3食もお手の物だそうだ。景観の良いお庭を愛でながらいい時間を過ごさせていただいた。社会貢献もされていい生き方をされている。やはり背伸びをしても・・・嘆息。
振り返ってせいぜいあと十年などと予想はよそう。下手な予想をするともっと短くなるから。コロナももっと減ればせめて木曜日も営業再開するかな。数少ない常連さんとの交流をしたいから。つい最近こんな隠れ家のようなカフェでも想い詰めたお客様が頼りにして来てくれ少し元気になってお帰りいただきました。
今の季節が万民には一番かな?薪ストーブを焚く生活など想いも拠らなかったことが実現して、そのおかげでたくさんの薪ストーブ愛好家たちとも知り合えた。なによりつくば山麓で山の再生作業と両立しての薪作りで四季の自然と共にできる幸せもわたしの後半生で味わっている。・・これからの下草狩りは地獄だが。
追伸 つい先だって大江健三郎さんを失った。同じニホン人として世界に誇れる数少ないリスペクト(一度使ってみたかった)していた坂本龍一さんの芸術を味わいながら心を込めてありがとうございました。同時代人であったことに感謝いたします。 合掌