マリーのところに駆けつけた時三番目が出てきていた。既に去年出産経験があり文字通り案ずるより産むが易しと聞いていたので気持ちに余裕はあった。お腹がさほど膨張していず3頭共に生きられるかどうかと専門家が言っていたので最後の一頭は心配だった。被覆している袋を母親がきれいに舐めっとっていく。鼻の部分を拭いて手伝った。

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3頭共にこの世に出て2時間も立たずに立ち始めた頃、突然母親マリーがキッとまなじりを決して空の一点を睨み威嚇の声を上げた!本能とは凄いなとあらためて感嘆した。たぶん鳶(トビ)だと思うが数百メートル先の中空を2羽円を描いていた。カラスや普段親しんでいないものが近づくと警戒をする。こんな凛々しいマリーは初めてだ。

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それにひきかえ情けないのはオスのポントユスだ。ただ寂しげに時折視線を向けるのみ。人間もさほど変わらない。いい加減男たちは目覚めることだ。

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今朝診たところ雌は1頭・オスは2頭だと思う。素人の見たてだから確信はないが。頑張って生きてもらいましょう。昨年5月の終わりに飼い始め無事出産を経験し私も大きなステップアップをしたような。

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