「筑波山の清らかな伏流水から導いた水を動力とし、近隣の山々で採取された杉の葉を水車でついて粉にするという、昔ながらの製法を守り続けて百有余年。」テレビなどでも紹介されたお線香製造所です。「抹香臭い」などと言われもしますが天然100%の香りは嫌味のない森林にいるが如くです。
石岡市小幡というところです。筑波山東麓を登って行きました。木陰は風に吹かれて涼やかでした。
ゴットン・ゴットンと杉の葉をつく音が響きます。杉の葉を原料に水力で水車を動力につき粉にする。天然水を沸かして練り上げるそうで科学的加工はいっさい廃されている。気分がホッとして落ち着きます。
「頼めば新潟から米を搗きに来てくれる」と言うことわざがあるそうですが水車での線香作りは新潟が発祥らしいです。こちらは五代目だそうですがご先祖は新潟から日光杉で有名な栃木を経て当地に移り住んだそうです。