日曜日(1/23)は暖かだった。フロントガラスも凍らず楽に始動した。薪クラブ活動に向かう途中筑波山全山を見晴るかす撮影ポイントがある。文字通りの紫峰筑波山が望めた。
新しい年が明け農事開始の準備だろうか野焼きが行なわれていた。毎年行われている年中行事だ。村中総出で火が放たれる。そう言えば数日前、奈良若草山の山焼きもありましたね。そちらは物故者の鎮魂と慰霊など祈願の行事のようです。ですが、一番乾燥と強風が心配される時期にかつては都だった近くで?という疑問が。
Co2排出などで批判・規制がある一方、古来からの農事慣習で田畑の病害虫駆除などの目的もある。農耕の起源などを紐解くと東アジア独特の照葉樹林帯でも焼畑農業は行われてきた。農業には燃やす場面はけっこうある野焼きもそうだし籾殻を炭化させ土壌改良をするなど多様だ。
幼少期は農家だった父母の生家などに行くと炊事はかまど、風呂は五右衛門風呂、集落単位で入会地があり薪木の採集など協同だった。それぞれの家庭で必要なだけ採集し乱獲はしない不文律があった。電気・ガス・水道が整備され家電が発達した一方で集落の共助場面が少なくなった。「ぼっちキャンプ」なる造語で焚き火は必須だ。「燃やす」行為はひとであるあかしだと言える。