乗り始めは牧民の青年がわたしのたずなを引いてくれる。彼は通称アーギー君。私の一眼レフカメラや釣り道具の入ったデェーバックを背負ってくれている。結構の重量申し訳無し。ひょうきんで人をよく笑わせ若者のリーダー格にみえた。3歳の男の子の父親だ。

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正味5日間の馬旅・キャンプ生活総勢21人だったか?途中調達は無しで私たちが要求する全ての必需品は荷物馬が運んでくれる。一頭につきかなりの重量の荷駄だが。途中あちこちに寄り道したり逃亡したり、その度にさっそうと馬追いして同行させる。独特の掛け声がある。ひとつだけ覚えているが早く前に進めとは「チョーツ!」」と言ってあぶみで腹を蹴るかお尻に鞭をくれる。

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頃合いをみてリーダーのソドさんと老練メンバーで昼食休憩を決定する。もちろんわたしたち旅行者は彼らの指示に忠実だ。調理のリーダーおよび助手役のご婦人が手早くその場で調理・提供してくれる。レトルトは1度も無かった。

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この辺りの地形は緑豊かで行く筋もの河を渡る。旅行前は水は豊かで無いイメージだったが来月になると雪がちらつき始めるそうで地形によっては永久凍土だそうだから清涼な河川を日に何度も馬で乗り入れる。水量の多い深みのある河を渡る時はスリリングだ。

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