モンゴル馬の旅も後半に差し掛かってきた。鞍の後ろの出っ張りと尾てい骨あたりが常に擦れ合い尻を左右にずらしたりする「技術」も駆使したりして擦り切れるのを回避しながら旅は続くのであった。
この日は時折厚い雲に出会い途中万を辞して買い求めたゴアテックスの雨具にもお世話になった。この時期は通気性の良い雨具で無いと雨をふさげても内側の発汗でびしょびしょになると事前に学んでいた。
昼食休憩の合間素早く昼食を済ませそばを流れる川に竿を出した。餌のバッタ取りや釣りポイントに案内してくれた遊牧民のタオカさんのおかげで10数分で2尾釣り上げた。1尾は尺越え40cmぐらいあった。20年ぶりぐらいで竿を出し買って数度しか使ってなかったダイワ朝霧などは手元が劣化してベタベタ。道糸1号通しヤマメスレ針8号でバラし針飲みもなく釣り上げ我ながら年季がものをいったかな。夕食時に焼いて出してくれたが臭みがなくまさしく渓流魚結構肉厚みんなで回し食いをしました。
さあ日程も押してきたようで早めの旅立ちです。最後の野営先を目指して先を急ぎます。何度もスリリングな川渡りをしながら。