月曜日(11/20)はルーテル市ヶ谷教会ホールでの演奏会に行ってきました。ウイーンフィルのソリストたちによるモーツアルトとブラームスのバイオリン・ビオラ・チェロとピアノはニホンの奏者のようでした。ブラームスピアノ協奏曲第3番だったでしょうか?2楽章の始まりでバイオリンの不具合でしばらく中断というハプニングもありましたが極上の音楽に酔いしれました。

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今年は500年前ドイツ北東部のヴィッテンベルクという街でドイツの神学者ルターがローマ・カトリック教会の権威を批判した宗教改革500年にあたる。ドイツをはじめ世界中のキリスト教国を中心にさまざまな催しが展開されている。演奏会場のルーテル教会はルターの流れをくむ教会だ。 この晩は超寒かった。

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この音楽会と翌日火曜の通院で立川に戻ったのだったが、近所に住む妻の義叔母から一冊の本を借りてきたそうだ。石原吉郎という詩人とかつて職場の同僚だった義叔母にプレゼントされた本だとか。戦犯としてシベリア抑留から九死に一生を得た作家ぐらいしか知らず本も手にしたことが無かった。

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夢のようであったろう舞鶴に奇跡的に帰国し、故郷の伊豆に戻り血縁者から当然ねぎらいの第一声を聞くものと思ったが。この本の最後の章だけ読ませてもらったが「戦争体験者」などと簡単には口に出せない生々しさが迫ってきた。これからこの詩人との交流が始まる。

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